ふくおかフィナンシャルグループ様
複数の金融機関を有するグループ全体に導入
WEBサイト更新作業の「ストレス」と「時間」を大きく軽減
- 更新作業の「ストレス」と「時間」を
大幅に軽減する使いやすさ - 多様な機能要件に応えられる柔軟性
- インフラに導入しやすいシンプルな構成
九州を地盤とする福岡銀行、熊本銀行、親和銀行の3行を傘下に持つ広域展開型金融グループである株式会社ふくおかフィナンシャルグループ様(以下FFG)に、2011年から運用していたCMSの後継製品として、2018年、とんがりクンCMSをご導入いただきました。今回のCMS更改では、複数の金融機関を傘下に持つ企業ならではのニーズも数多くあり、その点についても色々とお話いただきました。
求められていたのは使い勝手がよく、軽快に動くCMS
FFG様におけるとんがりクンCMSのご導入は、老朽化していたインフラの更改に伴い、新しいインフラに対応できるCMSが必要となったことが発端でした。2011年から運用していたCMS製品をアップデートして使うことは、開発規模やコストの観点から困難であり、また、現場からの「もっと使いやすく、軽快に動くCMSを導入してほしい」という要望に応える必要もあり、後継製品を探すことになったのだそうです。
導入の決め手は快適な操作性と柔軟な対応力
CMS選定の条件について、FFGでマーケティングをご担当の須永さんにお伺いしました。「まず、グループ内に複数の金融機関があるため、ひとつのCMSで各サイトを運用できるようマルチドメインに対応している必要がありました。また、金融機関なので、セキュリティ管理は極めて重要なためオンプレミスで導入できること、グループ全体のどのユーザーでも簡単に使えることも重要でした。また、並行して導入作業をしていたマーケティングの基盤製品との連携ができることなど、大小合わせて相当数の要望がありました。それらに合致するCMS製品を、上は数億円もするような製品から下はリーズナブルな製品まで徹底的に探していましたが、なかなか合致する製品がありませんでした。そのような状況の中、既知のベンダーさんからの情報で、要望に応えられそうな製品があると知り、すぐに訪問してデモを見せていただいたところ、操作性もよいと感じ、これはいけそうだと思いました。」
機能追加の対応についてもお伺いしました。「金融機関のCMS導入には、細かい機能に対しての要件がどうしても多くなります。とんがりクンCMSの場合、自社開発であることが大きいと思いますが、私たちのどんなオーダーについても、ほぼ対応できると言っていただけたのが導入の決め手の1つでした。これは海外製品を販売しているベンダーさんとの大きな差です。国内のメーカーでなおかつ自社開発・自社販売されているので、私たちが困難と思えるオーダーであっても、柔軟に対応いただけたのは大変心強かったです。ここまで機能追加していただけるとは当初は思ってもみませんでした。」
今回インフラ部分を担当された株式会社インターネットイニシアティブ(以下IIJ)の江藤さん・安永さんからも、「本当に色々な要望がFFG様サイドから出されたのですが、ほぼすべての要望に応えられており、できませんという言葉はほとんど聞きませんでした。当社は今までCMS導入について様々なケースを見てきましたが、多種多様な要望にこれほど柔軟に対応ができるベンダーさんはなかなかいません。」
使い勝手のよさで利用者の作業効率が向上、ストレスが大幅に軽減
「実際に運用してよかったと感じるのは、やはり使い勝手のよさですね。」このように話していただいたのはマーケティング企画室の松山さんです。「更新作業は私どもの部署だけではなく、グループ各社の行員も行います。また、グループ全体をあわせると更新量も多く頻度も高いため、専門知識がなくても誰でも更新作業ができるCMSが必須条件でした。
それを確認するためにデモアカウントを早めに発行していただき、徹底的にとんがりクンCMSを試用・検証してみたところ、マニュアルを見なくても入力すべき場所や、ページ作成のフローがわかるなど、直観的に操作できることがわかり、これならば専門知識が少ない行員でもストレスなく更新作業ができると感じました。また、以前のCMSでは公開設定をしても、システム的な問題で実際にページが公開されるまで非常に時間がかかりましたが、ほぼリアルタイムに公開が可能になりました。そのため運用後、行員からは、使いやすくなったし、公開までのスピード感が格段に変わったという声を数多くもらっています。課題であった作業に対する行員のストレスと時間を、確実に圧縮することができました。」
須永さんが話を続けます。「その他の特長としては、すべてのドキュメントが日本語でできている点ですね。海外のパッケージ製品の場合、ドキュメントが外国語になっていることがあります。とんがりクンCMSの場合、困ったことがあって問い合わせしたとしてもすべて日本語で完結。こんな嬉しいことはありません。」松山さんからも「自社開発の国内製品なので障害時の原因究明、復旧、改善も迅速な対応が期待できます。」と話していただけました。
IIJのお二人からは「とにかく構成がシンプルという点に一番驚きました。インフラのベンダーからの感想として、とんがりクンCMSはダントツに導入しやすい。そのため、空いた工数を使って問題点の洗い出しや、要望に対する最適なインフラ上の設定などを検討することができました。」とおっしゃっていただけました。
今後の事業規模拡大にも対応できるCMSとして期待
「FFGでは先日経営統合の発表があり、今後大規模なWEBサイト対応が必要となってきます。とんがりクンCMSは、そのような大規模対応にも迅速かつスムーズに切り替えができるのではないかと考えています。また、2019年の元号変更や、消費税10%対応といった大イベントに対しても、とんがりクンCMSは効率的に対応できると、期待しています。」
「他にも当グループでは、One to Oneマーケティングということでオムニチャネルの仕組みを旧CMSから導入していました。今回のCMS更改をきっかけにオムニチャネルのシステムとの連携を強化させていき、お客様に最適なメッセージを活発にお届けしていこうと考えています。」と将来への期待についても語っていただけました。
サイト名 | |
---|---|
公開日 | 2018年8月 |